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なぜ賄賂がいけないのか

· Compliance

この問題に関する研修を行う際に私がもっとも気に入っているやり方は、まず、汚職が横行している発展途上国の、生きていくためにゴミ捨て場で金になりそうなものを探す子どもの写真を見せることから始める、というものだ。

「多くの国が外国の公務員に対する贈賄を禁止し、それを厳格に施行しています。なぜなのか。この写真はそれを示しています。賄賂がなぜそれほどいけないことなのか、この写真で描かれていることと関連付けながら説明してください。」と質問してみる。

そして会場を歩き回りながら、参加者の意見を求める。

良い意見も出てくるが、多くの人たちは実はあまり理解していない。

そして、このビデオを再生する。これはTEDのビデオの一つで、Global Witnessという団体のディレクター兼共同設立者のCharmian Goochという人物のプレゼンだ。私がこの問題に関して今まで見た中で最も優れているのがこのビデオである。コンプライアンスに関する研修の中で用いるには14分間のビデオは長すぎる、と思うかもしれない。しかし、実は全然長くない。このビデオを観てくれれば、決して長くない理由がわかる(画面右下のアイコンをクリックすると日本語の字幕を選択できる)。

このビデオが制作されたのは2013年。このビデオの中でGooch氏は、「透明性に関する(各国の)法(transparency laws)」について言及している。上場している石油・ガス・鉱山会社に、採掘権取得のための支払について情報開示の義務を課す法律のことだ。記憶にあるかもしれないが、アメリカ合衆国大統領は、2017年2月にこの開示義務を撤廃した。

このビデオを観てもらった後は、研修参加者は、反腐敗コンプライアンスが、なぜ地球の将来のためになるという自負を持って行うべきことなのかをよりよく理解できるようになっている。

ここで初めて、関連する法律の説明や違反事例の紹介をするわけだ。そうすれば、居眠りをしている人を見かけることは稀だ。

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